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お盆のマナー

毎年お盆が近づいてくると、それぞれのご家庭で準備を始めるものです。
デパートやスーパーなどでもお盆に必要なアイテムを販売するようになります。
ご先祖様が心地よく帰ってこられるように、どのような部分に気をつけてお迎えすればよいのでしょうか?

仏壇や墓石の掃除を入念に

近年では核家族化が進んでおり、お墓参りなども行く機会が少ないというご家庭が増えているようです。
しかし、お盆などのタイミングに合わせてご家庭にある仏壇やお墓の掃除をしましょう。
ご先祖様が気分良く帰ってこられるためには、こういった部分からのお手入れが大切になります。
>>http://allabout.co.jp/aa/special/sp_obon/

日頃から仏壇を掃除していると言うご家庭であっても、しっかりとお掃除をするつもりで、隅から隅まで綺麗にしましょう。
お墓に関しては諸説ありますのでブラシを使っても使わなくても良いです。
石を傷つけないためにも、できれば濡らした布で全体をきれいに拭いてあげるといった方法が良いでしょう。

読経をお願いする際は一ヶ月ほど前に

お世話になっているお寺の住職に読経を頼む際には直前ではなく、1ヶ月ほど前に連絡を入れておきましょう。
お盆の時期は住職も忙しくなってしまいますので、直前になってから連絡をすると予定が合わず、間に合わないことがあります。

時間帯などに関しては住職の都合に合わせる必要も出てきてしまいますので、できるだけ早く連絡をすることによってご家庭の都合にあわせ、住職にも予定を立ててもらう事ができます。
この場合のお布施に関しては通夜や葬儀と違っていますので、そこまでの金額ではなく気持ちとして一般的には2万円から3万円を包むといった認識を持っておけば良いでしょう。

お迎えと送りについて

お盆はご先祖様が浄土から生前だった現世に戻ってくる時だといわれています。
そのため多くのご家庭では迎え火を焚いてご先祖様を待ちます。
この迎え火には浄土から見下ろした際に、自分の家がどこなのか明確にするためといった意味をが込められています。

盆入りの午後3時を過ぎたら、迎え火を炊いて御先祖様に帰って来てもらいましょう。
そしてお盆が開けるときには送り火で再び浄土に戻れるようにしてあげる必要があります。
この煙に乗ってご先祖様は浄土に還ると言われているので、庭先で必ず送り火を焚きましょう。

主に使用した様々なアイテムに関しては、それぞれの地域でまとめて処分することができるのでどこが処分場になっているのか、あらかじめ調べておくと良いです。
まとめて置いておくことで地域の方々がすべてを処分してくれるケースがほとんどです。
このような部分について初めてで分からない時にはお住まいの自冶会などで確認してみると良いでしょう。

一般的なごみ収集場所とは違う場所になっていることが多いので、間違えないようにしてください。
また日頃はお仕事が忙しく、なかなか実家に帰れないという方であってもお盆にはご先祖様も帰ってくるので、ご実家に帰りゆっくりと過ごすようにしましょう。