家族葬のマナー

近年では様々な葬儀場が増えてきており、自宅で葬儀を行うというご家庭は減る傾向にあります。
とはいえ、やはり故人が慣れ親しんだ自宅で葬儀をするというご家庭も、完全になくなったわけではありません。
自宅葬を行う際のマナーにはどのようなものがあるのでしょうか?

無理に出向かない

自分が家族葬を行う立場であれば会社関係、また友人などには家族葬を行うことにしましたと一言告げておくだけで問題ありません。
反対に一緒に働いている方や友人がご家族の家族葬を行うと言う話を聞いた時には、お悔やみの言葉を伝えて御霊前を渡すのみにとどめましょう。

自宅葬の場合には基本的に他に及ぶものではなく、家族、そして親族だけで執り行うものとなっています。
故人の意向を重視しているというケースから、家族以外の方々に気を使わせないようにと言ったご遺族の配慮というケースまでさまざまです。
どのようなケースであっても家族葬自宅葬を行うと言われた場合には、弔問するという概念は捨てて前述の通り、御霊前のみに止めた方が良いでしょう。

また、故人とある程度の交流があった場合には、自宅葬の前の段階でお線香だけをあげると言った形で伺っても良いかどうかを必ず確認した方が良いです。
バタバタとしていて、急に葬儀が決まってしまったケースでは、葬儀終了後に落ち着いた頃合いを見計らってお線香をあげに伺うようにしましょう。

お布施の平均額はどのくらい?

自宅葬を行う場合、住職へのお布施はどのくらいかで悩んでしまう方も多いです。
これには一般的な相場がなく、それぞれのお寺や住職によって違っていますが葬儀として行う場合には最低でも5万円から10万円だと思っていた方が良いでしょう。

お布施というのは本来、依頼主の気持ちで支払うものですから目安などはないと言われていますが、近年ではこのような金額を支払う人が多くなってきています。
わからなければ直接お寺に電話をした際に素直に聞いてしまうのも良いです。

住職への食事をしっかり準備しておく

自宅葬が終了した後には故人が振る舞うものとして食事もすることになります。
ここでは住職も参加し、簡単な方法を聞かせてくれるといった流れが一般的です。
しっかりと食事をしてもらうためにも出来るだけ手の込んだものを準備しておくようにしましょう。
自分たちで作る時間がなければケータリングサービスを利用しても問題ありません。

ただし、オードブルなどではなく、きちんとしたお弁当や和食中心のメニューなどを取りそろえ、住職に振舞うようにしてください。
ここでは住職の気持ちを表すとともに上記の通り故人が振舞っているものだと言った認識を忘れないことです。

おそらく食べないだろうといった感覚でしっかりとした食事を準備してなかったりすると、それだけで常識やマナーを知らないと思われてしまうこともあります。
少々奮発してでも、しっかりとした食事を準備し住職が故人と共に食事を堪能してくれるような場を作りましょう。